とりあえずOB訪問をしようとする学生の方へ
あなたのOB訪問の目的はなんですか?という話
A.1.企業理解のため
OB訪問で出会った個人と企業自体には差がありますし、すべて事実を話してくれるかもわからないと思います。
OB訪問が企業理解のために本当に有用でしょうか。
A.2.会社および社員の雰囲気を知るため、と考える場合
部署にもよるし、個々人にもよるし、確実な傾向はないと思います。
また、各社100人とか会うのであれば別ですが、基本は外部向けに装飾していいところを説明する社員が多いかと思いますので、実情理解できないケースが多いと思います。
(そもそも論、自身の他人を見る目が信用できる前提がないと、この理論は成り立たないですが、正直第一印象は見た目からの印象以外それほど当てにならないことが統計的に示されています。)
ついでに言うと、志望度については受かってから考えればいいと思います。
A.3.OB訪問した、という結果が欲しいため。OB訪問からの採用があると期待しているため。
全社の事情を知っているわけではないため確かなことは言えませんが、効用の期待値は低いと思います。その時間、企業研究とか勉強にあてた方が有益だと思うのが正直なところです。
A.4.志望動機等を見てほしい、面接練習をしてほしい
これについては多少は意味があるとおもいますが、社員側にとってOB訪問とはどういうものか想定したことはありますか?
会社が学生の志望度向上のために社員へのインセンティブを設定しているケースもありますが、なければ負担なので、基本受けてもらいづらい依頼だと思います。
親か先輩に頼む方が現実的だと思います。
最近21卒からのOB訪問依頼が増えつつありますが、想像力に欠けるものが多い印象があり書きました。
面接でなんでうちなの?って聞かれたらどうしたらいいですか?
Q. 面接でなんで他じゃなくて当社なんですか?って聞かれた時になんて答えたらいいですか?
A. メーカーとか金融とか別業界との違いを聞かれているのであれば、それは準備しておきましょう。話した内容が論理的に納得できるものであれば正解はありません。
総合商社間の話を聞かれてる場合は、聞く方が悪いと思います。何を見たい・知りたいのか明確じゃないですし。
事業セグメント毎に強みは違うし社内でも雰囲気違うこともあり、働いてたことのない他社との差異を本当に理解できてる人間はいないはずなのと、説明できるようなものではないはずです。
もう一回言うけど聞く方がどうかしてます。
ぼくは聞きませんが、他の部分で評価稼げていそうなら、人です!とかで逃げる方がいいと思います。
評価足したいなら、実力不足の場合空中戦になって危険ですが、今年一年のプレスリリースとか決算資料を見て会社方針を推測したりとか、弱い事業セグメントもしくは強い事業セグメントで何か会社への貢献の仕方について仮説を言ってもいいと思います。
以上
駐在ってどんな感じですか?
Q. 駐在ってどんな感じですか?
A. 性格とやることと行き先によります。
クッソ忙しくて死ねるところと、日本と比較して相対的には暇で楽しく働いてるところがあります。
事業立ち上げの時とか新しく仕組みを作る・導入する時は忙しいです。
それを管理してる時とか提案してる時は暇です。
手当とかは国と会社によって違いますが、基本はある程度いいところに会社のお金で住むことになりますし、そこそこ支給額も上がります。(安全面とかの問題)
あとは今時インターネットがあるので、そんなに困ることもないと思います。
だいたいこんな感じですかね。
なんか聞きたいことがあればコメントでください。
以上
配属リスクってやっぱりありますか?
Q. 配属リスクって本当にありますか?
A. あります。
ただ、採用にコストがかかる以上、わざわざ希望に沿わない配属にするデメリットもあるので、可能な範囲で希望に沿った配属になります。
近年若手の離職率が10-20%くらいあるので、配置換えとかもやって貰えますし、希望も聞いて貰えます。まあ採用と同じく、異動に対して会社側のメリットがあれば、ですが。
そしてそもそも勝手に他の分野のプロジェクト立ち上げてやっても何も言われないと思うので、トレードやりたいとか、特定分野の仕事以外したくない、とかじゃなければ、配属リスクってなんぞや?って感じなので、殆どの学生に関係ないんじゃないかとおもいます。
あ、出張先とか駐在先については配属に紐付くので、そこはリスクっちゃリスクですね。。。
ということで駐在に続く
〜〜やりたいってあんまり言いすぎるとダメですか?
Q. 〜〜やりたい、って面接で言いすぎると配属リスクとか不安視されて落ちるって本当ですか?
A. そんなことはないけど可能なら建前は用意した方がいいです。
前の記事で書いたように、ぼくは面接で気にしない点ではあるのですが、面接官によるので逃げ切れるようにはしておいた方がいいと思います。
具体的には、希望と違っても、楽しんでやれそうもしくは頑張って取り組みそう、という印象を与えられると良いです。
一方で、やりたいことがあるならそれを伝えて、自分という人間の特長と志向を伝えた方がよいです。
落ちたら合わなかったってことだと思いますが、変革の必要のある現状なので、論理的に主張がある人間を無下にはしないと思います。
配属リスクについて、続く
面接でどういうところを見てますか
Q. 面接でどういうところを見てますか?
A. 中に入って活躍しそうかを見てます。
面接って
・入社して活躍するか(採用が会社に得か)
・入る気があるか、続くか(採用コストが無駄にならないか)
の2点にざっくり集約されると思っていて、後者は人事が見ればいいと思っているので、前者の観点だけで見てます。
入社して活躍するか、については、いくつか観点があると思っていますが、僕個人としては
・コミュニケーションスキル(齟齬なく意思疎通が図れる)
・学習能力(テキスト化されていないものを含む)
・自主性/主体性
・想像力/思考力
・要領のよさ
あたりを見ています。プラスαで語学を見ている感じ。
エピソードも、成功譚を聞きたいわけではなくて、物事に対して
問題点はどういう理由で何と考えて
それをどうしたいと考えて
それをどう分解して
分解した部分部分に何ができると考えて
どういう理由である選択肢をとって
結果をどう評価して
評価した結果をどう扱うか
みたいなところを確認しています。
以上、個人的な意見なので悪しからず。
どんなESを書けば通りますか?
Q. どんなESを書けば通りますか?
A. テストできればESは普通は通ると思います(^^)
面接で数十倍を通過する必要があるので、ESで通るかどうか、って感じだときついと思います。そして、ESで落ちるってことはなくて、テストの結果で落ちるのが基本だと思うので勉強したらいいと思います。
で、テスト大丈夫そうなら、面接で何を話すか、そのために相手の手元におけるメモ紙くらいのスタンスでいいと思います。
以上